作り手

白鴉再生硝子器製作所 鈴木紳司

再生ガラスにこだわり、本来あるべき姿にこだわる…白鴉再生硝子器製作所の 鈴木紳司さんが生み出す琉球ガラス。
白鴉再生硝子器製作所 鈴木紳司さんの工房は、沖縄県うるま市の風が吹き抜ける小高い丘のうえにあります。鈴木紳司さんが生み出す琉球ガラスはシンプルでスマートなデザインからクールな印象を与えますが、すべて再生ガラスからできています。原料となる廃瓶や窓ガラスを収集するところから始まり、一つ一つ手作業でつくられているため、できあがる作品も一つ一つ違った顔を持っています。微妙な大きさの違いや、形の違い、ちょっと厚かったり、うすかったり。気泡が入っていたり個体差がありますが、無機質になりがちな工業製品とは一線を画し、食卓に並べると表情豊かな、温かさを演出します。

白鴉再生硝子器製作所 中皿 モール

琉球ガラスとは…再生ガラスの歴史。
戦後、資源難のため米軍施設で消費された廃瓶を原料とし、様々なガラス製品を造ったのがはじまりで、これを「琉球ガラス」と呼びます。駐留米軍向けにガラスを作っていた歴史を背景に、本来ならば不良品扱いとなっていた”気泡”や”厚み”も、「デザイン」として活かされ、そこから沖縄独自のガラス文化が誕生しました。これが琉球ガラスの歴史の始まりです。

白鴉再生硝子器製作所さんの工房

琉球ガラスの魅力は、色・デザイン、使いやすさだけではなく、歴史を受け継ぎ「再生」という強い思いをもって作り続ける作り手たち、そうして生まれ変わった琉球ガラスが別の誰かの暮らしの中で新しいストーリーを作っていく…なんだかドラマチックです。

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